2024/04/10 23:10







この取り組みは、私がトーラスをなぞり書き記したメモ書きを、
有田に住む友人に「形にしたい」と、見せた
そこから全てが始まりました。
辻家との出逢いは運命でしたし、
このようなお願いを受けていただけるとは最初は考えもしませんでした。
ただ、あの瞬間を忘れられなかった私は、
友人に無理を承知でご相談できないかとお願いをしたのです。








器の工程
1. 設計図を元に型屋が石膏で立体の型を作る
2. 土をろくろで引いて型を作り、少し乾いたら厚みを調整する。
3. 型打ち製法。※ろくろで成型したものを型に押し込む。
4. 乾いたら、高台を削ってお皿の形にする。
5. 削り終わったらさらしで拭き、950度で素焼き。
6. 釉薬につける。
7. 乾いたら仕上げ。
8. 名入れ
9. 本窯に入れ、1280-1290度で18-19時間かけて焼く。
10. 高台を刷る。
1から4の工程は、現在ほとんどがCADデータを作成し3Dプリ
ンタで成形、素焼きまでは機械で土を流し込み成形する工程が
主流となっています。 LIFESTYLISTでは、その工程も全て、人の
手で作られています。 とてもあたたかい器です。












そして、本焼きから2日後の熱が冷めつつある窯の扉を開く日に
私は有田へと参りました。
窯からはまだ熱い熱気を感じ、重い扉が開き
中から出てきた器たち。
辻さん、そして友人と共にこの一年間の想いとこの感動をそのまま
お渡しできること嬉しくて仕方ありません。








そして有田の職人の皆様方の技術と優しさに、
心からの尊敬と感謝を送ります。
一生を共にすることのできる本当に美しい器です。
品格があり、日常使いできる器へと仕上がったと思います。
このHakujiと共に
皆様の食卓に素晴らしいエネルギーが広がることを願っております。









このプロジェクトを共に実現して下さった辻浩喜さん
100年後に、もし同じものを揃えたいと
思ってくれる人がいたとしたら。
例え私や浩喜さんがこの世界にいなくても、浩喜さんの御子孫
がもしかしたら同じものを再現してくれるのではないかと。
そんな一つのモノに対する丁寧な想いと技術の伝承も
辻精磁社に感じた持続可能な願いでもあります。









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